20歳息子の首を刺して殺害しようとした母親 その理由に「気持ちもわかる」の声
北海道函館市の自宅アパートで長男(20)を包丁で刺して殺害しようとしたとして、警察はアルバイトの母親(43)を殺人未遂の容疑で逮捕した。
自らの子供を殺害しようとしたショックな事件だが、母親の供述に一部では同情の声が相次いでいる。
■「働かない長男」を包丁で刺す
19日午後11時ごろ、母親は自宅アパートの部屋で長男の首を刺して殺害しようとしたとみられている。長男は首に10センチほどの切り傷を負ったものの、命に別状はなかったようだ。
母親は事件当時、酒に酔った状態で、犯行後自ら110番通報して「長男を刺してしまった」と自首したとのこと。
『HBC』によれば、母親は警察の調べに対し、「長男が働かず、働くように言っているうちに口論になった」と供述しているという。
■「気持ちもわからんでもない」「間違った躾の結果」
どのような理由があっても人を刺していいことではない。しかし、20歳になって働かない息子に悩む母親に、ツイッターや『Yahoo!ニュース』では同情の声が相次いでいる。
・子供って、環境や育て方によるけどまともな成人になるとは限らないし恐ろしいとこだ
・母親も息子にたいして我慢の限界だったのかな
・無職の息子かあ。母親の気持ちもわからんでもないけど、刺したらダメだ
また、子供が働かないことに「親の躾が悪い」との声も。
・間違った躾の結果がこれだよ。ダメな母親とさらにダメな子供
・長男が働かないのは貴方の躾の賜物です。人のせいにせず刺した事と躾を間違った事を悔やんで反省してください
■子供がニートになるのは親の教育が原因?
しらべぇ編集部が全国20〜60代の男女1,342名に「ニートの子供」について調査したところ、4割以上が「親の教育が原因だと思う」と回答した。
年代が上がるほど「親の責任」と考えている傾向に。一方、若い年代では「ニートになるのは自己責任」と考えている人が多いのかもしれない。
首を刺して殺害しようとするほどに強い殺意があった母親。包丁を向けられた長男は、一体何を思うのだろうか。