河野太郎大臣、ワクチン接種の実情訴える”霞が関女子”の投稿に反応 「どこの部署だい?」
霞が関の省庁で働く公務員だと名乗るアカウントが新型コロナワクチンの接種体制の厳しさを訴えた。その投稿に対し河野太郎大臣が「どこの部署だい?」と確認する投稿で反応し、注目を集めている。
■省庁のワクチン対応の悪さ訴え
投稿主は「うちの省では職域接種はないし、業務時間中にワクチン接種の予約が始まるから予約もできない」と訴えている。
なんとか夫に代理で予約をしてもらったという投稿主だが、1回目の接種後に発熱の症状が出たために休暇を申請したら「移動と接種時間以外は年休を申請しろ」と言われてしまったのだとか。
どこの部署だい? https://t.co/SF27TFdIzq
— 河野太郎 (@konotarogomame) July 31, 2021
投稿主が「積極的にワクチンを打つ気にならないのがよく分かった」という通り、副反応などの不安からワクチン接種へ抵抗感が生まれてしまうのも仕方がない。
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■一般企業でも同様の悩みが
総務省からは「法律で定められているか、相当する予防接種を受けたことによる症状で休まざるを得なくなった場合には勤務しないことを承認できる」とする措置がだされている。
強制ではないとはいえ対応策としてはあんまりだと言える。投稿に対し「大企業ですが、わが社も同じです」「一般企業は有給にしてもらえたら良い方」などと厳しい実情が集まっている。
新型コロナワクチンに関しては3回目を打つことで変異株に対しての効果が高まるなどと言われており海外では「ブースター接種」へ向けた動きも高まっている。しかし1回目や2回目の接種ですらままならない日本では先行きの不透明感が強い。
■河野大臣の反応で変わるのか
この投稿を耳にして「どこの部署だい?」と引用リツイートで問いかけたのはワクチン接種担当にも任命されている河野大臣だ。予約や副反応時の休暇への対応だけでなく、若年層では受けたいと思っていても「そもそも接種券がまだ届かない」といった悩みの声もある。
新型コロナウイルスのワクチン接種をスピードアップするためには国として予約を取りやすく、副反応時の休暇が取りやすいような制度を固めていく必要がありそうだ。