あなたならどうする? 大切な人に生命保険の加入をお願いされたら…
家族や友人は、見えない心の絆で結ばれている。そんな大切な人からお願いをされると、断りにくいから困ったものだ。
しらべぇ編集部では、全国20〜60代の男女1,361名に「生命保険について」の調査を実施。
「付き合いで生命保険を契約したことがある」と答えた人は22.6%と、全体では少ない割合である。
■親戚のおばさんに頼まれ…
年代が上がるほど、付き合いでの生命保険加入が多くなる。
年齢を重ね、人との付き合いが増えてると、さまざまな勧誘を受けるようになるのだ。
「親戚のおばさんが保険外交員をやっていて、最初は親がターゲットだった。そして就職すると、私にまで話が…。最初は断っていたけどあまりにしつこいから、仕方なく加入。
そこから先も新しいプランに変えるなど、おばさんの業績にはかなり貢献をしたと思う」(40代・女性)
■自営業は付き合いが多い
職業別では、会社員よりも自営業が多くなっている。
大事な顧客が相手の場合、断りにくいのだ。
「長い付き合いのお客さんに頼まれると、なかなか断れない。それで関係が悪化すれば、そちらの損失も大きいから。とはいえなんでもOKしているとお金がいくらあっても足りないし、断る勇気も必要なんだけれど…」(40代・男性)
■断らないときりがない
いくら付き合いでも、生命保険はそれなりにお金がかかる。
「付き合いだからと入っていたら、きりがない。しかも生命保険なんて払い続けるものなんだから、ライフステージの変化で家計を圧迫することにもなりかねない。
付き合いといいながら、相手は自分のノルマしか考えていないことも多い。こちらにとって最適なプランでなく、自分にとって都合がいい商品を勧める場合だったあるし」(30代・男性)
付き合いの場合、商品内容がよくわからないままに契約してしまうパターンも多い。
「ネットで調べれば情報がたくさん手に入る時代だから、わざわざあちらから勧めてくるようなものを買う気にはなれない。
付き合いがあるのはわかるけど、そのためにもっとお得なものを蹴って、高くて自分に合わないものに入っても意味がないから」(40代・男性)
付き合いも大切だが、生命保険のせいで生活が苦しくなるのは本末転倒である。