高さ100メートルのキリンが博多港に! 福岡市の粋なアイデアに大反響
福岡市は、博多港に親しみを持ってもらおうと、同市東区の人工島・アイランドシティにある全長100メートルの大型クレーンをキリン柄に塗り替えると発表。しらべぇ取材班は、担当課から詳しく話を聞いた。
■国からの補助金を利用
デザインを担当する市港湾計画部によると、2003年に設置したコンテナクレーン1基が再塗装の時期に差し掛かったため、デザインの検討を開始。通常の紅白塗装ではなく、観光や市の魅力向上につながるようなデザイン性を持たせれば、国から補助金が支給されることがわかったという。
そのため、学識経験者や専門家の意見を参考に、キリン柄にすることを決定。クレーン自体がキリンのように見えることも、決定要因の一つになったそうだ。工事費の総額は1億700万円で、うち2,500万円が国からの補助金で賄われる。
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■台風シーズン後に開始
工事担当の港湾建設部によると、高さ100メートルのクレーンに足場を組んでの作業になるため、台風シーズンを外して今年の10月から開始。完成予定は来年2月末となっている。
最初に洗浄作業を行い、サビ止め、中塗り、上塗りという段階を踏んでいく。作業はハケなどを使い手塗りで行うという。アイランドシティには計6基、対岸には4基のクレーンがあり、キリン柄に再塗装される大型クレーンは福岡市立こども病院から眺めることができる。
■子供たちに喜んでもらえれば
ネット上では、「親と離れてつらい思いをしている子供たちの心が、キリンを見ることで少しでも和らいでくれれば」、「ほんと素晴らしいアイデア」、「こういうニュースばかりだといいな」、「やさしいせかい」といった称賛の声が多くあがっている。
高島宗一郎市長も会見で「かわいいキリンが見られると、(入院している子供たちの)気持ちも明るくなるでのではないか」と述べた。