東京都、4日のコロナ新規感染者は518人 舛添氏は「五輪には異常な安全対策が必要」
東京都福祉保健局が発表した4日16時45分時点の東京都内の新型コロナウイルス新規感染者数(速報値)は、518人となった。重症者数は前日から1人増加して51人、65歳以上の新規感染者数は前日から21人減少して19人。
また、都外からの検体持ち込みによる陽性者は4人だった。
■前週から182人と激増
2021年以降の日曜日の推移を見てみると、最も少なかったのは3月7日で237人。その後、5月9日の1,032人から304人(6月13日)まで減少したものの、3週連続で増加。今週は132人と大幅に増加した。
前週比で100人以上の増加は2日連続。また、日曜日で500人台となるのは5月23日(535人)以来。前日と比較すると198人減で、前週同曜日を15日連続で上回った。
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■前週比2割増の傾向
直近7日間の移動平均は582.0人に増加。5日連続で500人台となった。対前週比は121.9%に増加している。
また年代別では、20代が168人と最多。30代が118人、40代が109人と続く。男女別では男性284人に対して女性は234人。東京都の累計感染者数は176,501人となった。なお、70代女性1人の死亡が報告されている。
■「異常な大会には…」
厚生労働大臣も務めた舛添要一前東京都知事は、ツイッターを更新。増え続ける新規感染者数に危機感を表明し、「異常な大会には異常な安全対策が必要」「サッカー欧州選手権のような感染爆発を招いてはならない」と強く訴えた。
本日の東京都のコロナ感染者518人、先週の日曜日よりも132人増加。15日連続で前週の同じ曜日を上回っている。しかも増加幅は縮小するどころか増えている。20日後には東京五輪が始まっている。異常な大会には異常な安全対策が必要である。サッカー欧州選手権のような感染爆発を招いてはならない。
— 舛添要一 (@MasuzoeYoichi) July 4, 2021
また、開幕が近づく東京五輪に対しても「オリンピックやってる場合か」といった厳しいコメントも目立った。