勤務中に440回のタバコ休憩した府職員が処分 「厳しすぎる」と同情の声も
「タバコ休憩が許せない」という声を耳にする。たしかに、自分が一生懸命に働いているときにタバコを一服している姿は、けっして喜ばしいものではないはずだ。こうした声もあり、職場によっては「勤務中の喫煙禁止」を取り組んでいる場合もある。
この「タバコ休憩」をめぐって、大阪府職員が職務専念義務違反で訓告処分された件が話題になっている。
■2年間で約440回の「タバコ休憩」
勤務時間中に職場を離れて喫煙をしていたとして、大阪府は健康医療部の男性職員(49)を職務専念義務違反で訓告処分にしていたことがわかった。4月16日付の処分で、職員は依願退職した。
職員は2年前の4月から2年間で約440回、合計100時間以上にわたって勤務中にも関わらず喫煙していたとのこと。今年3月に匿名の情報提供があり、府の職員が4日間にわたって職員の行動を確認した結果、1日に2〜3回、上司に報告せず無断で府庁本館から150メートルほど離れた民間のビルの喫煙室で喫煙したようだ。
『毎日新聞』によれば、職員は「認められていない行為と分かっていたが、仕事でストレスがたまっていた」と説明したという。
■「勝手に抜け出して何様」
府が勤務中の喫煙を禁止しているため、職員の処分は仕方がないだろう。ましてや、タバコ吸いたさで150メートルも離れた民間のビルの喫煙室まで行くことは、休憩の範疇を超えているといえる。非喫煙者にとっては、「タバコ休憩」で職場を抜け出されることを不公平だと感じている人もいる。
ネット上では職員に対して批判的な意見があがった。
・これは当然。依存症なら然るべき治療を受ければいいだけで、仕事をしなくていい理由にはならない
・自分は吸わないけど、2年で440回ならまぁ累積カウントならそんなもんでない? と思ったら150M離れた別のビルに1日2~3回外出して吸ってたという話だった。多い多い
・喫煙する人は、タバコを吸う為に1日何回も席を立っても、何となくタバコが免罪符になるけど、吸わない人は、同じことをしたら単なる「サボり」扱いになるので不公平感がある
・タバコを吸いたいが為に勝手に抜け出して何様気分なんだよ、退職して堂々とタバコ吸えますね、良かったね