開花後初の週末、代々木公園は「花見禁止」に 酒の持ち込みを注意される人も
14日、昨年と並んで観測史上最も早く開花した東京の桜。本来であれば、この週末からは都内の名所は多くの花見客で賑わうはずだっただろう。
■宣言解除も花見は「禁止」
18日、菅義偉首相は官邸で記者会見を開き、1都3県において延長されていた新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言の21日での終了を発表。しかし、その解除は段階的なもので、たとえば飲食店の営業時間は「20時→21時閉店」に延長されている。
また、都内の公園では花見の宴会について自粛を求めるだけでなく「禁止」しているところも。東京・渋谷区の代々木公園では、例年場所取り合戦になっている園内エリアの大半を4月11日まで立ち入り禁止とした。
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■ベンチなどでの飲食も禁止
園内にはオレンジの防護柵が張り巡らされ、掲示では「酒類を伴う宴会(パーティー)行為」「シート等を広げての飲食」「野外卓やベンチでの飲食」を全面的に禁止。
しかし不思議なことに、例年どおり花見客用と思われる仮設トイレが増設され、巨大なゴミ置き場が設置されていた。
まるで、禁止命令を破って花見を強行する人たちがいることを前提にしているかのようにも見える。