音楽好きほど歌詞を聴いていないは本当? 愛好家たちに聞いてみると…
音楽を聴いて、感情を刺激された経験のある人はたくさんいるだろう。そんな気持ちを揺さぶったものの正体は、なんなのだろうか。中には、歌詞を思い浮かべる人もいるはずだ。
しらべぇ編集部では、全国20〜60代の音楽をよく聴く男女639名に「歌詞について」の調査を実施。
「歌詞の意味がいい曲が好きだ」と答えた人は、全体で63.4%と多数派であることが判明したのだ。
■女性は歌詞重視派が多い
30代以上では、男性よりも女性のほうが歌詞の意味を重要視する傾向がある。
歌詞の意味から、好きになった曲も多いようだ。
「そのときの心情に寄り添ってくれるのって、やっぱり歌詞だと思う。歌詞に共感して、泣くことだってあるし」(30代・女性)
「ミスチルは曲もいいけど、桜井さんの書く歌詞がすごく心に染みる。あの歌詞がなければ、こんなに売れてなかったと思うし」(30代・女性)
■音楽好きは歌詞の意味を問わない人が多い
音楽が好きな人ほど、歌詞にはこだわらないとの説もよく聞かれるが…。
「音楽に詳しい人ほど、歌詞にあまり意味を求めない感じがする。音楽なんだから、曲とアレンジを楽しむものだと思う。言葉を重視するのであれば、ポエムでも同じだし」(20代・男性)
洋楽が好きな人は、意味もわからないまま聴いていることも多い。
「いい音楽は歌詞の意味がさっぱりわからなくても、感動できる。たまに訳詞を読んだら支離滅裂なこともあるけど、それでもその曲への気持ちは変わらない」(30代・男性)
■歌詞で重要なのは意味ではなく…
歌詞の重要さは感じているものの、意味よりも大切なものがあるとの意見も多い。
「歌詞は、めちゃくちゃ大切なものだと思う。ただ意味よりもメロディーに言葉が合っているかのほうが重要。それができていないと、一気に曲を台無しにしてしまうから」(30代・男性)
「メロディーにしっかりとハマっていながら、ところどころで刺さるような言葉を入れてくる歌詞が最強だと思う」(40代・男性)
音楽の聴き方に正解はない。自分が好きなように、楽しめばいいのだろう。