東南アジアで信頼されている国ランキング 日本が圧勝も2位は意外な結果に
経済成長を続ける東南アジア。中でも、2億6千万人の人口を誇る巨大市場のインドネシア、リゾート地としても人気を集めるベトナム、クアラルンプールなど大都市を擁するマレーシアには、日本企業も多く進出している。
そこで、しらべぇ編集部は、海外80か国の生活者アンケートサービスを提供するSyno Japanと共同で、インドネシア・ベトナム・マレーシアに住む14歳〜60代の男女3,265名を対象に「もっとも信頼できる国」について調査を実施した。
選択肢は、「日本・中国・韓国・北朝鮮・台湾」の5つだ。それぞれの国ごとに、結果を見てみよう。
■ベトナムは日本支持率が最多
今回の調査で「日本がもっとも信頼できる」と答えた割合が、もっとも高かったのはベトナム。
83.4%が日本を選び、2位の韓国に70ポイント以上の差をつけた。1970年代には中越戦争の歴史があり、今も南シナ海の権益をめぐる争いがあるせいか、中国を選んだ人は1.7%と3ヶ国中でもっとも低い結果となった。
■韓国人気も高いインドネシア
ASEANの大国インドネシアは、順位こそベトナムと同じものの、やや傾向が異なる。
「日本がもっとも信頼できる」と答えた割合は73.7%。圧倒的な1位ではあるものの、「韓国」と答えた人も2割に迫った。中国・台湾・北朝鮮を選んだ割合も、ベトナムよりはわずかに高い。
■マレーシアでは「台湾」が2位に
マレー人が7割を占めるものの、中華系の国民が4人に1人というマレーシア。今回の調査でも他2ヶ国とはかなり異なる結果となった。
「日本がもっとも信頼できる」と考える人は7割とダントツの1位だが、2位にランクインしたのは台湾。微差で、韓国、中国と続く。
マレーシアにおいては、中国本土よりも台湾のほうが支持を集めるという意外な結果となった。
【調査概要】
・方法:インターネットリサーチ
・期間:2018年4月24〜26日
・対象:14歳〜60代のインドネシア(1,057名)・マレーシア(1,104名)・ベトナム(1,104名)在住の男女