ビートたけし、番組のアンケートに疑問 「友達の友達っていうと莫大な数に」
19日に放送されたTBS系情報番組『新・情報7daysニュースキャスター』にビートたけしが出演。番組内で新型コロナウイルスに関するアンケートの結果を出すとたけしが率直な感想を言い放った。
■10月から日々の新規感染者数は約5倍に
第3波と言われる感染拡大が始まった10月には、全国で600人程度だった新規感染者が、現在では全国で2500人を超える日が続いていることを紹介。
進行を務める安住紳一郎アナは、「続いては主観的なデータですが…」とすると放送前日から放送日の午前までの「身近な人に陽性者はいますか」アンケートの結果を公開した。
「はい」と回答したのは全体の6.5%、「直接接していない人(親や友人の知り合い)」は15.4%、「全く周囲にはいない」が78.1%となった。
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■「友達にいますかっていうと莫大な数に」
この結果を見たたけしは「これはちょっとおかしいよね」とキッパリ。
「あなたの友達にいますかっていうだけで莫大な数になっちゃう。世代4つ辿ると地球人全員知り合いになっちゃうっていうのがあってね」と「知り合いの知り合い」を追うだけで莫大な数になってしまうため、アンケートとして意味が薄いことを指摘。
これを聞いた安住アナは「確かにこういう時アンケートのとり方には注意しなくてはならない」と共感。抽象的なアンケートにはなってしまうが、個人個人の主観と重ねてみてどのくらい違うか確かめてほしいとしている。
続けて、安住アナは「私の体感的にはこの数字は思ったより低く感じてしまいました。私の身の回りは感染対策をもっとしっかりしなくてはならないかもしれないですね」とこの結果に対する感想を述べた。
■「身近に感染者」は1割未満
ちなみに、しらべぇ編集部でも以前、似た内容のアンケートを行っている。全国10〜60代の男女1,844名を対象に調査を実施したところ、全体の8.5%が「身内や知り合いで新型コロナ感染者がいる」と回答しており、『Nキャス』のアンケート結果と大きく離れない割合となった。
性別・年齢別にみると10代~20代が身近に新型コロナ感染者がいることが多いようだ。若い人には無症状のケースも多く、実際にはもっと感染者がいる可能性もある。
寒さも厳しくなり、年末年始の休みが近づいてきた今だからこそ、感染症対策をもう一度見直してみてもいいかもしれない。