「草津温泉には行かない」がツイッタートレンド入り 対応について温泉観光協会に直撃
性被害を告発した草津町の新井祥子町議の解職請求(リコール)の賛否を問う住民投票が6日に行われた。その結果をめぐり、SNS上では「#草津温泉には行かない」がトレンド入りするなど物議を醸している。
■圧倒的大差で決着
住民投票当日の有権者数は5,283人・投票率は53.66%で、うち賛成が2,542票、反対が208票となり新井町議の失職が決まった。新井町議は、現在2期目の草津町議会唯一の女性町議。
新井町議は住民投票の結果を受けて、「今回のリコールは理念に反する理不尽なものだ。私は権力者からの圧力におびえることなく、みんながいきいきと働き、生活できる町にしたい。黒岩町政に反対を訴えていく」とコメント。町議は失職したが、町で政治活動は続けていくという。
一方で黒岩信忠町長は「圧倒的な多数による大勝利だ。新井氏の発言はうそという審判を下した」としている。
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■町議の件とはわけて考えるべき
この結果に対して、SNS上では「#草津温泉には行かない」が出現し、一時トレンド入りした。「性被害を告発した人が解職されるなら、他の職場でも解雇を恐れて声をあげられなくなる」や「このような判断をした町民が信じられない。だから草津温泉には行かない」などの声が。
このハッシュタグに対しては、「草津町議の件と草津温泉はわけて考えるべき。コロナ渦の中で懸命に働いている温泉関係者がかわいそう」といった意見もあがっている。