『ねほりんぱほりん』にウィキペディア荒らしが出演 取材班を称賛する声も
11日に放送された『ねほりんぱほりん』(NHK)に、10年以上ウィキペディアの記事を執筆する2人のウィキペディアンが登場。これまでに書いた記事や、やりがいなどが語られる一方で、視聴者の間ではウィキペディア内の「荒らし」が話題となっている。
■爆破予告する人も
ウィキペディアンの男性によると、2018年FIFAワールドカップの日本対セネガル戦で、日本代表の川島永嗣選手の弾いたボールが相手選手に当たり失点してしまった時、川島選手の記事が荒らされたという。
誹謗中傷はもとより、日本代表からセネガル代表と書き換えられたり、川島選手の名前を「パンチャー川島」「ロケットパンチ川島」などと書かれたこともあったそうだ。
中にはタチの悪い荒らしもおり「何月何日にどこを爆破する」とウィキペディアに書く他、ブロックされてもなお、別のアカウントを作る人もいるとのこと。
関連記事:川島海荷「ラブストーリーと結びつかないイメージを覆したい」 主演作に意気込み
■ゲーム感覚で荒らしを楽しむ?
番組では、ウィキペディアを荒らす人物の一人に話を聞いた。この人物はウィキペディア日本語版で「長期荒らし」のひとりとして認定されていて、およそ10年間で150以上のアカウントを作っているそう。また、利用者同士の対立を煽ったりするなどし、色々な反応を見て楽しんでいる。
さらに、荒らしをする傍ら、別のアカウントで皆の役に立つ真面目な記事を書いており、「人狼ゲーム」といったゲーム感覚で荒らしをしているそうだ。
■スタッフに対し「優秀」の声
ウィキペディアで荒らしを楽しむ人物に対し、視聴者からは「荒らし行為をして楽しむ神経が理解できない」「荒らし側の考えてること聞けたのすごい面白かった」など、様々な声が上がっている。
その一方で「悪質な荒らしユーザーにもインタビューするねほぱほ取材班、本気を感じる」「荒らしにインタビューできるなんて優秀すぎるスタッフ様」と、荒らしをする人物に接触できたスタッフに「優秀」といった称賛も続出。
今回はスタッフの行動力も注目を集めることとなった。