殺菌・除菌・滅菌・抗菌の違いは何なのか? それぞれの意味をチコちゃんが解説
10日に放送された『チコちゃんに叱られる!!』(NHK)で扱われたテーマのひとつ「殺菌・滅菌・除菌・抗菌の違いってなに?」が話題となっている。
新型コロナウイルスが流行し、アルコール消毒する機会も増えてきただろう。殺菌のような言葉が多くあるが、どういった違いがあるのだろうか。チコちゃんが教えてくれた
■役割に違いが
気になる回答は、「殺菌は菌を殺すこと」「滅菌は菌を完全に殺すこと」「除菌は菌を取り除くこと」「抗菌は増えないようにしている」という。
この言葉たちは法律や規約によって定められている。基本的に菌やウイルスは対策をしないかぎり、ドンドン増えていく。その菌やウイルスに対してどういった効果を与えるかで表現が分かれてくるようだ。
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■殺菌と滅菌
殺菌は菌を殺すことを呼ぶのだが、その中でも病原菌などの有害な微生物を殺すことを消毒と呼ぶ。殺菌や消毒といった表示は、法律に則った医薬品だけ使うことができる。
滅菌はほぼ全ての微生物を殺すことをいい、高温で熱したり、特殊なガスを使って限りなく無菌に近い状態にする。滅菌することで、医療器具や医薬品を安心して使えるようになるようだ。
■除菌と抗菌
除菌は、最近を取り除いて活動を抑える役割があるようだ。例えば除菌のウエットティッシュは細菌を拭き取って数を減らし、薬品の成分のおかげで、細菌の増殖を抑えることができる。
抗菌は菌の増殖を抑えるものだという。学術的には殺菌、除菌といったもの抗菌と呼ぶが、一般の人がよく使うのは「抗菌加工された製品」というものである。
抗菌加工の製品には、細菌の嫌がる成分が含まれており、細菌の増殖を抑えることが目的だという。微妙に違う殺菌・滅菌・除菌・抗菌の効果。自身の目的に沿った使い分けをしていきたいものだ。