コンビニトイレに貼られた「ブリブリ音を小さく」のお願いが話題 本部に聞いたところ…
SNS上にメモや張り紙が投稿される炎上が止まらない。先日は、ドコモショップでの店長メモがキッカケでその店が一時休店に追い込まれた。
今度は、デイリーヤマザキのトイレでの張り紙が話題となっている。しらべぇ取材班は、デイリーヤマザキ本部から、詳しい話を聞いた。
■「大便のブリブリ音がウルサイ」
話題となった投稿は「お願い」と赤字で書かれ、トイレに貼られた掲示を撮影したもの。
「最近トイレご利用の方の、大便の際のブリブリ音がウルサイと、他のお客様から苦情がきております。トイレからブリブリ音が聞こえるたびに、買い物中のお客様が不快な思いをされます」「大便をされる方は、ブリブリ音の音量を小さくしていただきますよう、ご協力お願いいたします」と書かれている。
これに対して、SNS上では、「音姫で音を消せばいい話」や「そもそもお客さんにお願いすることなの?」、「トイレを利用するなってことだよ」、「店側が防音対策をすればいい」など様々な声があがっている。
このような状況を本部はどう考えているのだろうか。
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■「悩んだ末に行った」
本部が一日がかりで調査したところ、2017年2月~3月ごろに大阪府吹田市の店舗で起きた事案であることが判明。担当者は、「その店舗のオーナーが実際にお客さんからこのようなクレームを受けて、悩んだ末にこの掲示を行った」と話す。
しかし、ヤマザキデイリーの配送担当者が実際にこの掲示を目撃し、オーナーに「これはいかがなものか」とアドバイス。すぐにこの掲示をはがしたとのこと。
「一見すると、ふざけている掲示にも思えるが、決してふざけてやっていたわけではない」と本部担当者は訴える。その上で、「こういったことがキッカケで炎上する時代。グループ全体で十分に注意していきたい」と述べた。
■1割に炎上投稿の経験あり
しらべぇ編集部が全国10~60代のSNSユーザー1,044名に、「SNSで注目を集めるために炎上するような発言を投稿したことがあるか」聞いたところ、全体の7.6%が「ある」と答えた。
過去に撮影された動画が投稿されて、企業などが炎上する事案が相次ぐ。ヤマザキデイリーのような素早い調査・真摯な対応が大事と言えるだろう。