神父の喉に十字架を突っ込み惨殺 性的虐待の被害者だった10代の男を逮捕
性的虐待を受け苦しんだ過去を持つ青年が、加害者である神父を惨殺した。その方法はあまりにも残忍なものだったが、神父に対する同情の声は極めて少ない。
■神父殺害事件
11月4日のこと、フランスで暮らすある19歳の男が、長いあいだ神父として働いていた90代の男を殺害した。
被害者の喉に十字架を詰め込むという残酷な殺害方法だったというが、被害者の遺体には拷問されたあとも残っていたことから、「いたぶられた末に殺された可能性が高い」という。
容疑者は、男性を惨殺した後に車で逃走。しかしすぐに捜査が始まったこともあり、容疑者はその日のうちに警察に身柄を確保された。
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■忌まわしい過去
惨殺された被害者は聖職者でありながら性的虐待の常習者で、1960年から2000年までの間に少なくとも4人の少年に性的虐待を加えていたとみられている。
しかし名乗りでることができぬままの被害者もいるとみられ、「実際の被害者数は数十人に及ぶ」とする意見もある。神父を殺害した容疑者については「神父に家事を任されていた」というが、具体的にいつ頃どのような被害を受けたのかについては明かされていない。