高齢男性が妻をメッタ刺し 「悪い女だ」「こいつを片付けろ」と救急隊員に要求も
結婚生活スタートから59年。苦楽を共にしてきたはずの老いた妻(80)を夫(89)が殺害するという事件が起きた。妻に対する愛情が失せ憎しみを抱いた夫は殺害直後も後悔した様子を見せず、動かなくなった妻に対する嫌悪感もあらわにしたという。
■悪化していった夫婦関係
結婚から数十年が経過するも、「今年に入りどんどん妻との関係が悪化した」という男が英国グレーター・マンチェスターにいる。
高齢の男は認知症の症状が出ていたといい、症状の進行に伴うように結婚生活も荒れるように。2月には体調を崩ししばらくの入院生活を余儀なくされたというが、その間に大事にしていた愛犬を妻が無断でよそにやってしまったことも、男は許せずにいたようだ。
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■要介護だった妻
妻も高齢とあって、こちらも体調が徐々に悪化。しばらくは鎮痛剤に頼って暮らしていたといい、車椅子を使わねば移動もできなかったという。
そんな妻の介護を主に担当していたのがさらに高齢の夫で、自身の入院後にも「妻の世話をしなくては」と主張。夫婦関係の悪化もあり妻は「もう夫と一緒に暮らすのはいや」と言い出していたというが、それでも男は退院後に妻が暮らす家に帰っていった。