英陸軍特殊部隊・SAS凄腕スナイパー 2.4キロ離れた標的を見事仕留める
世界の精鋭部隊に所属するスナイパー(狙撃兵)の腕については、「キル数」のカウントのほかに、どれほど離れていたか「距離」も重要になる。アフガニスタンから興味深いニュースが伝えられた。
■特殊部隊SASの狙撃手が快挙
イギリス陸軍の特殊空挺部隊として有名な「SAS(Special Air Service)」。この部隊についてアフガニスタンから快挙の話題が母国イギリスに伝えられ、国民をおおいに沸かせている。
英メディア『Daily Star』によれば、SASが誇る凄腕スナイパーが1マイル半(約2.4km)離れた地点からテロリストの狙撃に成功。テロリストに命を狙われかねないためスナイパーの氏名は明かされていないが、アフガニスタンのほかイラクにも派遣された経験を持つ軍曹だという。
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■狙った胸部に見事命中
現場はアフガニスタンの首都カブールに近い道路。ある工場から大量の爆薬を積んで出てきた輸送トラックに関する情報を入手したSASは、最初にトラックのエンジン付近に2発を撃ち込む。
車両が停止して運転手が外に出てきたところでその胸部に狙いを定め、見事仕留めたほか、数秒後にはトラックも爆破させた。一般人の負傷者はいないという。
使用された銃はセミオートマティック式のスナイパーライフルで、50口径のバレット・ライト (Barrett Light .50 Caliber rifle)ではないかと報じられている。この銃は命中すれば建造物、軽装甲の車両、航空機、軍用ヘリコプターをも破壊するパワーがある。