ひと駅だけ座るのはみっともない? 座席に関するマナーを巡って議論
フカフカの座席は、電車通勤におけるオアシス的存在。朝の通勤ラッシュで運良く座れたときの感動はひとしおだろう。しかし、座席にこだわりすぎる姿を「みっともない」と感じる人も少なくないようだ。
■歩くと長いが電車だと短いひと駅間
女性向け掲示板『ガールズちゃんねる』では、とある投稿者の意見が注目を集めている。電車の座席が空いた瞬間に遠くから人をかき分けて座りだし、次の駅で早々に降りていくタイプの人に疑問を抱いている投稿者。
「駅間の距離や体調にもよるとは思うけれど」と前置きしつつ、「ひと駅くらいならそんなに血眼にならないで良いのではないか」と問いかけていた。
■賛成意見と反対意見が半々
電車は多くの人が利用する交通機関なので、マナーや考えかたも利用者によって大きく異なるもの。投稿者の意見に賛同する人からは…
「自分はひと駅だけなら座りません。必死で座ろうとしている姿は傍から見ていてみっともないと思います」
「ふた駅の距離なら座るけど、ひと駅だったら他の人に譲るかな」
といった意見が上がっている。一方で「人には事情がある」と主張する人たちも多く…
「その人の体調や都合は見ているだけじゃ分からないから、他人がとやかく言うことではない」
「めまいがするときとか、ひと駅だけでも座りたいなとは思うよ」
など、投稿者の意見に反対する声も見られた。
■目の前で座席が空いたら?
電車の座席はどこが空くのか予想が難しいもの。それだけに目の前の席が偶然空くと、嬉しさが込み上げてこないだろうか。
しらべぇ編集部では全国20〜60代の男女1,332名を対象に、座席に関するアンケートを実施。全体の50.6%が「目の前の席が空いても座らないことがある」と回答したことが分かった。
遠慮がちな気質の日本人には、座りたくとも座りづらいシチュエーションが多々あるのかもしれない。
電車内では乗客一人ひとりが異なった価値観を持っている。自分と違う価値観の持ち主を見つけても、気にしすぎないほうが良さそうだ。