キャバクラ従業員の20歳男性が死亡 経営者らが「暴行を加えた理由」に騒然
17日、キャバクラ店に勤める20歳の男性が、葛飾区内のマンション一室で死亡した状態で発見された。
この事件について、男性を暴行したとして、店の経営者の男(24)ら3人が傷害の疑いで逮捕。彼らが「暴行を加えた理由」に注目が集まっている。
■無断欠勤で暴行
報道によると、逮捕容疑は16日午前7時頃。経営者および、従業員の男(20)と少年(17)の3人は、男性に暴行を加え、ケガをさせた疑いが持たれている。
男らは男性が店を無断で休んだことに腹を立て暴行。その後、男性は少年が住む寮の部屋で死亡しているのが見つかった。
なお、警察の取り調べに対し、経営者の男は容疑を認めているものの、他のふたりは否認しているという。
■「指導の域を超えている」
男らの供述が本当であれば、たしかに無断欠勤は褒められた行為ではない。しかし、だからと言って暴行していい理由になるはずがない。
ネット上では、男らの制裁行為に、非難の声が相次いでいる。
「殺すまでやったら教育ではなく、ただのリンチ」
「無断欠勤はよくない。それに指導するのはわかる。ただ亡くなるほどの暴行は異常、殺意はなかった。ではすまされない」
「無断欠勤で殺してたら、こっちは今まで何人殺さなきゃなんないか」
「そういう職場だから無断欠勤したくなるんじゃないかな」
■3分の1が「会社をズル休み」
しらべぇ編集部では以前、全国20〜60代の会社員と公務員の男女606名に「会社をズル休みしたことがあるか」について調査を実施。その結果、全体の35.1%が該当した。
無断欠勤ではないにせよ、ズルをして仕事を休むという行為は、じつはありふれたものなのだ。
男らは傷害容疑で逮捕されており、傷害致死ではない。つまり、暴行が男性の命にどう影響したかは、今後の捜査で判明してくるだろう。今後の展開を見守りたい。