世界ではすでに実施している国も 「性犯罪者は去勢してもいい」と考える割合は
人間のもっともプライベートな部分である「性」。大切な人と愛を確認し、子供をつくって家庭を育む、人生においてもっとも重要な要素のひとつだ。
それを暴力的に踏みにじる性犯罪は、人々が安心して社会的生活を送る上で決して許されない。中でもか弱い児童を対象とした性犯罪が報じられると、恐怖と怒りを強く感じる人も多いのではないだろうか。
■世界には「化学的去勢」を行う国も
日本では、2017年、110年ぶりに刑法が大幅改正され、強姦罪は強制性交罪に名称を変更。刑の期間は「3年以上」から「5年以上」に厳罰化された。
また、アメリカの一部の州やドイツ、オランダ、スイス、ノルウェー、韓国などでは、性犯罪者に対する治療プログラムとして、化学的去勢が行われている。
日本でも、悪質な性犯罪が起きた際など、時おり導入を求める議論が見られるが、実際にはどれくらいの人がこうした制度を支持しているのだろうか。
■6割が「性犯罪者の去勢」に賛成
しらべぇ編集部が、全国20〜60代の男女1,664名を対象に調査したところ、全体の61.2%が「性犯罪者は去勢してもいい」と回答した。
性犯罪の被害者は多くが女性、つまりここでいう「去勢」の対象は男性を意味する場合が多いと考えられるためか、今回の調査では男女差も大きく、男性では55.4%、女性は67.1%が性犯罪者の去勢に賛成の傾向となった。
男性では女性に比べると割合が低いが、それでも男女とも過半数となっている。