ビートたけし、日本のコロナ対策を分析 「ウィズコロナって言うと叩かれるから」
21日に放送されたTBS系情報番組『新・情報7daysニュースキャスター』にビートたけしが出演。今の日本政府のコロナ対策を分析した。
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■菅首相はロックダウンに否定的
番組では、急速な感染拡大を見せる新型コロナの対策について、海外でも行われている「罰則付きの行動制限」いわゆるロックダウンを特集。
感染が急拡大している現状を踏まえ、感染が一度落ち着くまで、ワクチンが国民に行き届くまで、ロックダウンをすべきと考えている人は増えているようだ。
しかし、菅義偉首相は、ロックダウンについて、「世界でロックダウン・罰金かけてもなかなか守ることができなかった」と日本で実施することは否定した。
■中国はゼロコロナ施策
ゲストコメンテーターとして出演する中国トレンドマーケッター・黄未来氏によると、現在中国の新規感染者数は40人と圧倒的に少なくなっている。
黄氏は「中国では完全0政策を実施しておりまして、ある区画で1人感染するとその区画をすべて封鎖してしまうんですよ。出前でたまたまきていた人すら街から出られなくなるんですよ」と現状を明かす。
一方、アメリカや西欧では、ワクチンを全員が接種してコロナを抑制しつつ共存するウィズコロナ政策になってきている。
日本の施策については「ゼロコロナでもウィズコロナでもなくてどっちつかずだと、感染も防げず、経済打撃も大きい。デメリットが両方含まれてしまう」とコメントした。
■たけしは日本の政策を分析
話を聞いたたけしは、「ウィズコロナって言うと、叩くんだよみんなが。すごい反発強くて。コロナをゼロにしようって言う方が無難なんだよね。本当はウィズコロナだと思うんだけどねぇ」と国民の反応が政策に影響していると分析。
たけしが「だけどそれ(ウィズコロナ)を声を大にして言うとブワーッと(批判が)くるんでしょう」と続けると進行の安住紳一郎アナは「そうですねぇ。われわれマスコミもそうですけど、政治家も嫌われるのが怖くて、キチンとした意見が言えない混沌とした状況」と共感した。