50代患者の直腸に“あの虫”が潜んでいた… 大腸内視鏡検査で医師らも驚愕
こんな虫が、どうやって直腸に入り込んだのだろう…。ある医師が医学誌に発表していた大腸内視鏡検査に関する論文が、いまだに医療従事者たちを驚かせているそうだ。『Oddity Central』などの海外メディアが報じている。
■直腸に動く物体が…
直腸から生きた昆虫を発見という驚きの論文が寄せられたのは、査読付き医学ジャーナルの『ACG Case Reports Journal』。
アメリカ・ミズーリ大学附属病院(MU Health Care)で大腸を専門とするヴィーゼル・タハン医師率いる研究チームによるもので、「大腸内視鏡検査で珍しくもテントウムシを発見」というタイトルだった。
タハン医師が、潰瘍や腫瘍の有無を調べるべく大腸内視鏡検査を行ったのは59歳の患者。すると、直腸のあたりに何やら動く小さな物体を発見したという。
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■「下から入った?」「卵が成長?」
拡大して見たところ、それはまだ生きているテントウムシだった。これにはスタッフの誰もが仰天。一体どのように侵入し、なぜ腸の中で生きていられたのかなど、患者の聞き取りを経ても謎だった。
患者が寝ている間に口から侵入したことが第一に考えられるというが、通常、食べ物は胃の中で強酸性の胃酸によりドロドロに溶かされて腸に送られる。
なぜ生きたまま直腸までたどり着けたのか、SNSでは「下の穴から入ったのかも」「卵が入って成長した?」などの意見まで飛び交っている。