厚労省「生活保護の申請は国民の権利です」と呼びかけ 多くの人が反応
13日、厚生労働省が公式ツイッターを更新。生活保護の受給に関する案内が、ツイッター上で注目を集めている。
■DaiGoの発言が波紋広げる
今月7日、メンタリスト・DaiGoが自身のYouTubeチャンネルにて、視聴者からの質問に「超激辛」で答えるという企画を実施。その中で、生活保護に触れると「生活保護の人が生きてても僕は得しないけど、猫は生きてれば得」などと発言した。
その後も「超激辛」発言は止まらず、「人間の命と猫の命はね、人間の命のほうが重いなんて僕全く思ってないからね。自分にとって必要のない命は、僕にとって軽いんで。だからホームレスの命はどうでもいい」とも発言。一連のDaiGoの発言には批判の声も多く上がっている。
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■厚労省「生活保護の申請は国民の権利です」
DaiGoの発言が波紋を広げる中、13日に厚生労働省は公式ツイッターにて「【生活保護を申請したい方へ】」と題し、「生活保護の申請は国民の権利です」とツイート。
「生活保護を必要とする可能性はどなたにもあるものですので、ためらわずにご相談ください。相談先は、お住まいの自治体の福祉事務所までご連絡をお願いします」といった文言も添えられており、DaiGoの発言を受けての対応とも見られている。
【生活保護を申請したい方へ】
「生活保護の申請は国民の権利です。」
生活保護を必要とする可能性はどなたにもあるものですので、ためらわずにご相談ください。相談先は、お住まいの自治体の福祉事務所までご連絡をお願いします。https://t.co/yKdp1sjS0b
— 厚生労働省 (@MHLWitter) August 13, 2021
■ネット上では「頼もしい」の声
厚生労働省の投稿に、「このタイミングでこのツイートしてくれるのは頼もしい」「国が案内を出している。 国が認めている権利なので、困った場合は、堂々と申請しよう」といったネットユーザーからの声が多数寄せられた。
また、「様々な制限が邪魔をして難しいのです」「持ち家あるから保護受けられない」など、生活保護を受給する上での審査に対する不満や疑問の声もチラホラ。これらを改善し、いちはやく本当に生活が苦しい人が生活保護を受けられる環境が整えられることを願うばかりだ。