英語教師が勤務先の国でハイキング中に襲われ死亡 殺害現場周辺では不審者情報も
ハイキングに出かけ自然と静かな時間を楽しんでいた女性が、突然襲われ殺害された。その直前に女性の悲痛な叫び声を聞いた人がいたこと、またその後ほどなくして女性が遺体となって見つかったことを、『news.com.au』など海外のメディアが伝えている。
■知人への電話で悲鳴
オーストラリア・メルボルン出身の女性(31)は、ジョージア(旧グルジア)のトビリシに拠点を移し、英語教師としての仕事に励んでいた。異国での生活を満喫していたとみられ、7月30日にはハイキングを楽しむために外出することに。
しかしその最中に何者かに襲われたとみられ、女性はとっさにスマートフォンで知人に電話をかけた。知人は電話に出たが女性には事情を伝える余裕がなく、知人には悲鳴と「やめて、私から離れて」という声しか聞こえなかったという。
その後に通話は途切れて連絡がとれなくなったため、現地で暮らす友人がSNSに「SOS!」「友達が行方不明になったんです」などと書き込んだ。ほどなくして警察やボランティアが集結し山に入り、女性を探し始めた。
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■遺体となって発見
捜索活動開始から数時間が経過したころ、ようやく当局の職員が女性を発見した。すでに心肺は停止しており、手遅れの状態だったという。
同じ地区で暮らす外国籍の女性たち数名が、以前から「変な男に後をつけられた」と話していた。「事件現場の近くで性交中の男女を見かけた」「(でも男が)かなり攻撃的に見えた」といった性的暴行を匂わせる目撃談が、SNSに書き込まれたという情報もある。
遺体がどのような状態だったかについては伏せられているが、当局は殺人事件とみて捜査を開始したと公表した。