山中秀樹アナ、五輪野球で誤認のTBS初田アナをフォロー 実況の難しさを解説
2日に放送された東京オリンピック野球・日本対アメリカ戦で、TBSの初田啓介アナが二塁打をホームランと誤認する実況。この件について、元フジテレビアナウンサーの山中秀樹アナが自身のツイッターでフォローするとともに、野球実況の難しさを語った。
■坂本選手の打球を…
アメリカ1点リードの4回裏、ランナーを二塁に置いて読売ジャイアンツの坂本勇人選手が、昨年までオリックス・バファローズに所属したブランドン・ディクソン投手からレフトへ大きな飛球を放つ。
打球はフェンスに直撃したが、実況を担当したTBSの初田アナは「打った、良いあたりだ。レフトに上がった、のびた、のびた、入った、ホームラン」とアナウンスしてしまう。
直後に解説の元東京ヤクルトスワローズ・宮本慎也氏が「違います」と指摘し、同アナはすぐに「いやフェンスか。フェンス直撃。坂本は二塁へ」と訂正した。
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■山中アナがフォロー
即訂正したものの、二塁打をホームランと間違えてしまったことに、ネット上では酷評が相次ぐ。そんな状況でツイートしたのが、元フジテレビの山中アナ。
坂本のフェンス直撃の同点打に実況初田アナが「入った!ホームラン」すぐ訂正し、別にそれを責める気はない。ただ、実況アナはモニターTVと肉眼での確認を交互にする。老眼が出始めるとこの作業がツラい。老眼で実況を諦めたスポーツアナは数しれず。早大アナウンス研究会の後輩だけに気になるのだ。
— 山中秀樹 (@yamachutitan) August 2, 2021
アナウンサー視点から、野球実況の難しさを解説し、大学の後輩にあたる初田アナを気遣った。
■アナウンサーに憧れる若者も…
東京オリンピック中継ではテレビ局の垣根をこえ、多くの男性アナウンサーが実況を担当。人々の心に残る「名ゼリフ」も生まれている。視聴者のなかには、選手ではなく「アナウンサーになりたい」と感じた人もいると聞く。
しらべぇ編集部が、全国10〜60代の男女1,732名に「アナウンサーについて」聞いた調査では、16.0%と10代男性が最もアナウンサーに憧れを持っていることがわかっている。
この試合では言い間違いなどが相次ぎ、厳しい評価を受けてしまった初田アナ。大学の先輩である山中アナの激励を受け、今後アナウンサーに憧れる若者の手本となるような実況を見せてくれることだろう。