マツコ、子供の将来安泰を願う親の言い分に疑問 「何やったって潰し効かない」
タレントのマツコ・デラックスが5日放送の『5時に夢中!』(TOKYO MX)に出演。若者の進路選択について私見を述べた。
■毛色が変わった人間が重宝される?
番組では、孫の進路について悩む76歳男性の夕刊フジの人生記事を紹介。孫は「画家になりたい」と大学の芸術学部への進学を希望するが、息子夫婦は「潰しが効かない」と反対しており、相談者は孫の夢を応援したいと考えているが口出ししていいか迷っているという。
マツコは「この親御さんの言い分に関して言うと、今、何やったって潰し効かないんじゃない?」とコメント。「ちょっと芸大ぐらい行っておいて、ちょっと毛色の変わった人間になってたほうが重宝がられるような時代になる可能性もあるよね」と私見を述べる。
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■大企業に入れば安泰は「もうないでしょ」
さらにマツコは「終身雇用とかがしっかりした大企業に入っていれば死ぬまで雇ってもらえて、企業年金ももらえてさっていうような時代だったら、とりあえず早稲田か慶応かぐらい入れときゃ困ることはないってのも分かるけど…もうないでしょ、それは」とコメント。
フリーアナウンサーの大橋未歩が「おっしゃるとおり、大学に行ったからって安泰って自分自身も含めて思わない」と共感すると、マツコは「これからは違うよね。良かれと思って入った大企業だって、いつ潰れるか分からないわけじゃない? そうなったら一緒だし、逆にちょっとこういうサバイバル的なことを自らしようと思っている精神力は逆に伸ばしてあげたほうが…」と自身の夢を追いかけようとする孫に理解を示した。
■やりたいことがわからない人は多い?
「潰しが効かない」と一般的なレールから脱線することを心配する親だが、なりたいものが明確にあって努力するほうが安泰というケースもあるだろう。
しらべぇ編集部が全国10〜60代の男女1,798名を対象に実施した調査では、全体の42.2%が「自分がやりたいことがわからない」と回答。性年代別に見ると、男女ともにもっとも多いのが10代、次いで20代という結果に。
どの道、不安な将来を生きることになるのであれば、やりたいことを追いかけて経験を得るという考えも一つの手なのかもしれない。