燃える車から重傷者を救出した英雄に称賛の声 「母性本能に突き動かされた」
事故を起こして爆発しかけている車を発見し、すぐさま運転手の救出を決意した若い美女。異常事態に直面しながらも冷静な判断、そして勇気ある行動で人命救助に見事に貢献したことを、『Fox News』などアメリカのメディアが報じている。
■炎上する車を発見
つい先日のこと、アメリカ・ジョージア州でウェイトレスとして働くキーリン・ハーパーさんが仕事を終え、生後14ヶ月の娘が待つ家に向け車を走らせていた。
しかし午後9時30分頃、幹線道路の脇で何かが燃えていることに気づいた。気になったため様子を確認しに行くと、燃えていたのは車で、前方にはすでに火がまわり車内には煙がたちこめていた。
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■重傷女性を救出
ハーパーさんは「怖い…」と思いはしたものの、「ここには私しかいない」と考えて覚悟を決め、まずはドアを開けてエアバッグを速やかに除去。その下を確認し、重傷を負い苦しんでいた女性・アシュリーさんを発見した。
このときアシュリーさんは運転席から出るに出られぬ状態だったため、ハーパーさんは助手席側から救出を試みた。炎が迫るなか大急ぎでアシュリーさんの両腕をつかみ、「このままだと爆発しちゃう」「だから今すぐ出ましょうね」と声をかけて、車の外に引きずりだしたという。