「天国のパパへ」と書かれた手紙を見つけた郵便集配人 思いやりある行動に感動の声
小さな子供が一生懸命に書いた手紙。だが、それに書かれていた文字は「天国のパパへ」というもので、郵便集配人は困り果てた。父親を亡くしたに違いない子に、手紙を返してあげたい。
そう考えた集配人の思いやりあふれる行動について、『LADbible』など海外のメディアが報じている。
■亡き父に宛てた手紙
イギリス・レスターで郵便集配人として働くサイモンさんという男性が、21日にある郵便物を発見し困惑した。それには幼い子の字で「パパへ 天国 私書箱29」といった情報が書かれているのみで、切手も貼られていなかったのだ。
地図上にはない住所に手紙を配達することは当然不可能で、「このままでは手紙は処分されてしまう」「なんと気の毒に…」と考えたサイモンさんは苦悩した。
関連記事:お父さんたちが明かす 今までで一番嬉しかった「父の日のプレゼント」
■胸を痛め上司に相談
サイモンさんは、この件を上司に相談することに。「手紙をぜひお子さんに返してさしあげたいのです」と話して理解を得た上で、手紙を撮影してSNSにアップした。
「僕は郵便集配人です」「この手紙を書いたお子さんの親御さんに、ぜひ連絡していただきたいと思います」と説明を書いたサイモンさん。
「僕も昨年父親を亡くしました」「大人にとってもつらい経験なのですから、このお子さんはどんなに悲しいことか…」「もしご存じのかたがおられたら、心より感謝いたします」などとも書き加えた。