静岡県内竜巻被害が東西に10キロ 地元県議に被害状況を聞いた
1日夜に静岡県中部で発生した竜巻とみられる被害状況が、2日朝から明らかになってきた。午前11時現在牧之原市内では570戸が停電中。しらべぇ取材班は、関係各所から話を聞いた。
■全壊3棟などの被害
杉本基久雄牧之原市長は2日朝に、市内の被害が「東西の10キロに及ぶとみられる」とコメント。市危機管理課によると、午前11時現在、建物被害は全壊3棟、一部損壊40棟など、倒木は6カ所、通行止め9カ所、車横転5台、電柱倒壊16本の被害がでているという。
また、3人がガラスでけがをした。市役所では午前8時までに2回の対策本部会議を開催し、職員194人が休日出勤し対応にあたっている。すでに罹災証明書や被災証明書発行の受付も開始した。
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■当時渦をまいて飛んでいた
牧之原市吉田町選出の大石健司県議のもとには、被害の報告が続々と入っている。発生当時については「雨がやんだので洗濯ものをかわかそうと思ったら、竜巻だった」。
「カーテンをあけたら、いろいろなものが渦を巻いて飛んでいてこわかった。その後ガラスが割れて2階の屋根は飛んでいった」との声が寄せられている。