小池百合子都知事の”20時以降消灯要請”に反響 「灯火管制」がトレンド1位に
23日、東京都の小池百合子都知事が定例会見にて、ゴールデンウィーク中の新型コロナウイルス感染対策を発表した内容から、「灯火管制」がトレンド入し、大きな反響を呼んでいる。
■「灯火管制」は戦争用語
この日、小池都知事は、「今は危機的状況」とした上で、国に緊急事態宣言の発出を依頼したと説明。街頭の看板やネオン等も20時以降の点灯を停止するよう要請すると発表し、「夜は暗いです。街灯のみが灯るということに、結果としてなる」と語っていた。
この発言後、SNSなどでは、「灯火管制」という物騒なキーワードがトレンド1位に。
「灯火管制」とは、戦時中に夜間の空襲や砲撃などに備え、光を屋外に漏らさないように照明の使用を制限したり、明かりを黒い布で覆い敵の目標となることを防ぐ対策を指す戦争用語だ。
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■「空襲にでも備えるつもり?」の声
SNSには多数のコメントが投稿。その中には、「今は戦時中なの」「令和の灯火管制ですか」「今何時代?」「空襲にでも備えるつもり?」「ネタじゃなくてマジの話なんですか」「灯火管制って戦時下だよ。ウイルスと何の関係が?」といった多くの疑問が。
そのほか、灯火管制で真っ暗になっているのを幸いに「めっちゃ犯罪が増える」「治安悪化するだけ」と心配する声や「灯火管制はするのにオリンピックは中止しないの?」「窓に黒い紙貼って隠れ残業する東京都民」など様々な意見が寄せられている。
■理解示す人も
中には、「灯火管制でもしないと公園で酒盛りする人がいるので止む得ない、とか言い切ればいいのに」「夜間外出禁止令を出したいけど、法律上の不備でできないから、明かり消すってメッセージを送るしかないわけよ」という理解を示すコメントも見受けられた。