3日、社会学者・作家・タレントの古市憲寿氏が、『中居正広のニュースな会』(テレビ朝日系)に出演。今月5日から来月5日までの31日間、宮城県・大阪府・兵庫県で適用されることになった「まん延防止等重点措置」について、持論を展開した。
■「天気予報みたい」
MCの中居正広が「まんぼう(まん延防止等重点措置)を若い人が知らない。まんぼうって何、聞いたことないと言っていた」と彼の視点でも浸透していないことを感じているようだ。
古市氏は意見を求められると、「天気予報みたいだなって思っていて、昔は注意報と警報しかなかったのに、いろいろなものができてどれが怖いのかわからなくなっている」と天気に例えながら話す。
続けて「緊急事態宣言でさえ、最後のほうは効果がなくなっていた。そこにこういう仕組みを加えても新しい言葉が増えただけって思われるんじゃないかなって…」と彼なりの心配を語った。
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■それでも「意味ある」
劇団ひとりはこれに対し、「でもなんもやらないよりはマシなんでしょ? いろいろなメディアやコメンテーターが意味ないって言ってるけど…」と反論。
古市氏は「それでも法的根拠ができるって意味はあって、今までの時短要請とかは法的根拠はなくてお願いしていたけど、これからは法律にのっとって要請を行える」とした。
■今後の動向にも注目
緊急事態宣言に至らないように出されるというまん延防止等重点措置。宮城県・大阪府・兵庫県と各地の主要都市に発令されただが、今後東京を含む首都圏に発令されることはあるのだろうか。これからも政府の動向をしっかりと確認しなければならない。