「ミス・ワールド」出場資格は処女のみ? 会長の保守的な考えに女性らが猛反発
ミス・ユニバース、ミス・インターナショナルと並ぶ世界三大ミスコンテストのひとつで、世界の美しいリゾート地を巡りながら毎年開催されている『ミス・ワールド』。
今、このコンテストの主催者である80代の女性会長に対し、猛烈が抗議が起きていることを、『The Sun』や『Knowledia News』など英米のメディアが報じた。
■「シングルマザーお断り」
英国・ロンドンを拠点に発展した『ミス・ワールド』。その創設者であるエリック・モーリー氏が2000年に他界し、現在は同氏の未亡人であるジュリア・モーリーさん(81)が会長を務めている。
そのジュリア会長は最近、出場者を対象とする規約のなかに、ある項目を加えていた。シングルマザーはミス・ワールドの対象外で、現在が独身でもエントリーを認めないという内容だった。
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■「なんと時代遅れな…」
ジュリア会長のその発想には、世界中の女性から「なんと時代遅れ」「頭が固すぎる」などと批判が殺到。多くが「つまり処女のためのコンテストってわけ?」と怒りをあらわにした。
内外の美しさを十分に湛えていても、結婚や妊娠出産を一度でも経験したら評価しないという考え方は、あまりにもおかしいというのだ。だが、ジュリア会長も一歩も譲らない。彼女がそう思い至った原因は、2018年度のある出場者がついた「嘘」にあった。