ファミリーマート、「素人」発案メニューを店頭に… 味のインパクトが凄かった
ファミリーマートは現在、各地域のお店で働くスタッフが商品発案や選定に参加する独自の取り組みを行っている。
2月、都内ファミマに「スタッフ発案品」として2種のスイーツが登場。「おいおい、素人スタッフが考えたリトルグルメを商品化しちゃうのかい」と上から目線でたかをくくる性悪な記者がその味をレビューする。
■2種のスイーツが店頭に
今回登場したのは「スフレ・プリン 杏仁&マンゴー」(税込298円)、「チョコチップシュークリーム」(税込158円)の2種。
「スフレ・プリン」は2月上旬に東京、神奈川エリアで先行発売されていた物で、16日からは関東全域、山梨、長野エリアに拡大し販売を開始する。
「チョコチップシュークリーム」は9日に北日本、東日本エリア全域で販売開始されたもので、いずれも西日本エリアでは取り扱いがない。「なんだい、うちのエリアにはないのかい」と思うことなかれ、西日本エリア限定の商品もあるので、それはまた別の機会に紹介することにする。
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■ウマい物を重ねるという大胆発想
まず「スフレ・プリン 杏仁&マンゴー」から。特徴はシュワシュワ食感が魅力の杏仁ミルクスフレ、マンゴーホイップクリーム、そして杏仁ミルクプリン、マンゴープリンの4層で1つのスイーツに仕上げた点だ。杏仁とマンゴーの登場回数がすごい。
リリースによれば、神奈川・武蔵新城南口店のスタッフ下村さんが、横浜中華街で食べた杏仁豆腐とマンゴープリンを思い出し、提案したとのこと。
美味しいものを積み重ねれば、さらに美味くなるとはなんというド直球な発想…しかし、そのストレートは本格派だった。
まろやかで上品な甘さのスフレ、ホイップの下には、ツルリと口当たりの良い2テイストのプリン。
濃厚ながらも甘さはスッキリしており、名作ゲーム「ディグダグ」ばりこの「地層」を掘り進めるのが楽しくなる仕掛けだ。きっと下村さん、地学に興味あるんだろうなぁと考えながら完食した。