瀬戸康史、演劇界の強力タッグ舞台で主演 木下晴夏、渡邊圭祐らが共演
9日、俳優の瀬戸康史が、今年12月に東京・世田谷パブリックシアターで上演される舞台『彼女を笑う人がいても』(仮題)に主演することが発表された。
本作は、2021年の現代と、1959年から60年にかけて「日米安全保障条約」の改定に反対して展開された国民運動「安保闘争」の時代を舞台に、正義と真実を問うストーリーだ。
■新聞記者が祖父の足跡をたどる
2021年、新聞記者の中村伊知哉のもとに、岩井梨沙という女性から、自分の兄のことを記事にしてほしいという連絡が入る。梨沙の兄は、ある出来事に巻き込まれて姿を消していたのだった。
そんな中、伊知哉はタクシー運転手をしていた自身の祖父・吾郎が、若い頃に新聞記者として、1960年の安保闘争を取材していたことを知る。祖父はなぜ新聞記者を辞めたのか。伊知哉は祖父の足跡をたどり始める。
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■演劇界の強力タッグ
作は『ミナモザ』を主宰し、舞台『エモーショナルレイバー』などのほか、映画『アズミハルコは行方不明』『リバーズ・エッジ』の脚本でも知られる瀬戸山美咲氏。
演出を、「読売演劇大賞・最優秀演出家賞」など数多くの演劇賞を受賞した現代日本演劇界の巨匠・栗山民也氏が手がけるという強力なタッグに、映像や舞台で精力的に活動している瀬戸が初挑戦する。
■木下晴夏、渡邊圭祐らが共演
共演として、『ファントム』などミュージカルを中心に活躍する木下晴夏、テレビ朝日系『仮面ライダージオウ』のウォズ役などで知られる渡邊圭祐、舞台やドラマ、映画と幅広く出演する「大人計画」の近藤公園らの顔ぶれがそろっている。
また、本作は、東京・世田谷パブリックシアターのほか、福岡、愛知、兵庫にて、ツアー公演も実施される予定だ。