コロナ禍で入籍した夫婦 「結婚式よりやりたかったこと」があった
新型ウイルスの世界的な感染拡大により、人々の生活が一変した2020年。しらべぇ編集部では、そんな激動の2020年に、「結婚」という人生の大きな節目を迎えた夫婦を取材した。
■緊急事態宣言下での入籍
しらべぇ編集部の取材に応じたA子さん夫婦(ともに20代)は、全国に緊急事態宣言が発出されていた5月上旬に入籍。すでに同棲していて、入籍日も以前から決めて動いていたため、予定していた日取りでの入籍となったという。
しかし、世界中が“緊急事態”となっている中、「結婚を報告するタイミングにはかなり気をつかいました」とA子さん。「SNSで皆に報告したかったのですが、当時は自粛ムードがすごくて…。親族とごく親しい人にだけ伝えて、公に報告したのは入籍から数ヶ月経ってからになりました」。
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■式よりも重視していた「新婚旅行」
そしてA子さんが「最も残念だった」と語るのが、新婚旅行だ。「元々式は挙げない予定で、その分新婚旅行は奮発しようって話していて。コロナがなければ、海外へ行く予定でした」。
夢の海外新婚旅行を叶えるために、コロナの終息を待つ…という方法も考えられたが、A子さんの夫はまとまった休みを取ることが難しく、「慶弔休暇」を取得する都合もあり、「GoToトラベルキャンペーン」が開始されたタイミングで新婚旅行へ行くことに。
ここでも感染リスクを極力抑えるため、「県内の観光スポットに1泊だけ」と、当初の予定よりかなり質素な旅となったが、夫婦にとって特別な時間となったようだ。