闘病の末に他界した男性の墓にペンキで「弱虫」 かつての恋敵による犯行か
長い闘病生活を経て、若くして天に召された息子。愛する我が子を失った両親の悲しみ、喪失感は想像を絶するが、それに追い打ちをかける卑劣な行為があったことを、イギリスのメディア『Metro』、オーストラリアのメディア『7News.au』などが伝えている。
■若年性糖尿病と闘った末に…
2017年、英国サウス・ウェスト・イングランドの港湾都市ブリストルで、リアム・スカーマンさんという青年が死亡した。
リアムさんは、根本的な治療法がない「若年発症成人型糖尿病」との長きにわたる闘いの末に、22歳の若さで他界。誰からも好かれていた人物とあって、お別れには400人近い友人が参列し、涙したという。
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■白いペンキで「弱虫」
リアムさんは「ウェスターリー・クレマトリウム」の墓苑に永眠しているが、先月そこで大変ショックな出来事が起きた。
「ハハハ! 糖尿病がついにリアムに勝ったってことさ。情けないヤツ」というメモが置かれ、墓石の背面には、白いペンキで「弱虫」という意味の卑語が書かれていたのだ。
リアムさんは保険販売の仕事をしながら、最後まであきらめず病と果敢に闘っていた。それだけに両親はひどく傷つき、激しい怒りを覚え、警察に直ちに被害届を出している。