魅力度最下位「栃木県」 アンテナショップ広報が激推しする一品の底力に震えた
新型コロナウイルスの影響で、国内の観光産業が大きく停滞。物産品展や観光イベントも次々中止になる中で、東京に点在している各道府県アンテナショップの存在感が、ここに来てより一層増しているように感じる。
前回と、前々回に引き続き、2020年の都道府県魅力度ランキングで、残念ながら最下位となってしまった栃木県にまたまた注目。今回は、東京・押上の東京スカイツリーにあるアンテナショップ「とちまるショップ」運営会社の広報に電話取材を行い、一番人気と広報イチオシの商品を聞いてみることに。
■一番人気はやはり…
急な電話にも関わらず、広報担当者の方は「一番人気はやはり、知名度もあるレモン牛乳ですね」と丁寧に答えてくれた。
正式名称は「関東・栃木レモン」(500ml 税込190円)。牛乳に砂糖、香料、着色料が加えられ、レモン色をした牛乳となっているが、意外にもレモンの味はしない。それは、レモン果汁を加えると酸で牛乳が固まってしまうためである。
グラスに移すと、牛乳とレモンが混ざったような薄い黄色をしており、レモン牛乳というネーミングにしっくりとくる。そして、初めて飲んだのにも関わらず、なぜか懐かしい味がするではないか。ほんの少しの甘酸っぱさと、牛乳のまろやかさが合わさったとても飲みやすい味で、幅広い世代から愛されている理由が分かる気がする。
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■広報のイチオシは?
そして、広報担当者イチオシの商品はというと、「個人的には、地ビールの麦太郎をオススメしたいです。宇都宮産の麦芽を使用し、重厚なコクとしまりのある苦味が特徴です」と話してくれた。じつは栃木県、麦どころとして有名で、ビールの原料となっている二条大麦の生産量も全国トップクラスである。
「麦太郎」は、330mlで550円(税込)で市販のビールと比べると、少し値は張るが一体どんな味がするのだろうか。