『鬼滅』は子供が見るには残酷? ある父親の機転に称賛の声相次ぐ
老若男女問わず、幅広い世代に大ウケしている『鬼滅の刃』。中には戦闘シーンなどの描写が「残酷すぎる」と子供に同作を観賞させることを戸惑う親もいるようだが、ツイッター上ではとある男性の「配慮」が話題に。
■問題の描写とは…
作中では、主人公・竈門炭治郎(かまど・たんじろう)と、その属する鬼殺隊という組織が「鬼」と呼ばれる異形の存在と戦いを繰り広げていく。
日光や藤の花が苦手という設定のある鬼だが、尋常でない生命力と治癒能力を持っているため、生半可な攻撃は全く意味をなさない。そのため鬼を確実に仕留めるには、鬼殺隊隊員の所持する日輪刀(にちりんとう)という刀で首を落とす必要がある。
それ故に同作の戦闘シーンでは「鬼の首を切る」という直接的な描写が不可欠となっており、「子供に見せるには残酷では…」と危惧する声も少なからず上がっていた。
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■本当に「残虐」なのか?
確かに「首が落ちる」というシーンは現実世界ではショッキング極まりない描写ではあるが、これは漫画の世界の話。鬼滅と同じ『週刊少年ジャンプ』でかつて連載していた『北斗の拳』では、筋骨隆々なモヒカンたち(通称:ヒャッハー)が首を落とされるどころか体の内側から爆発したり、『ジョジョの奇妙な冒険』ではゾンビが2人の少年を雑巾を絞るが如くねじり切る、といった描写も日常茶飯事であった。
とはいえやはり、少年漫画の世界にもコンプライアンスの波が押し寄せてきているのであろうか…。ちなみに「首が飛ぶシーンが残酷」という意見に対し、ネット上では「アンパンマンだって毎週首が飛ぶだろ」と揶揄する声も少なくない。