かつやの悪魔的新メニューが我々に「考えるな、感じろ」と教えてくる
10月からとんかつチェーン「かつや」で提供が開始された新メニューが話題だ。
その名も「豚すき煮肉うどんチキンカツ丼」。丼ごはんの上に肉うどんが乗っかっているという前衛的なメニューで、とにかくインパクトがすごい。本当にウマいのか、その真相を確かめるべく、グルメ女子ライターが突撃してみた。
■味の想像がつかない…
まず、度肝を抜くのがそのネーミングセンス。
ネットでは、「うどん丼って…悪魔合体飯じゃん」「昔もカレーうどんカツ丼とかいうバカメニューあったよね…悪夢再び」「広告だけ見てもなんだかわからん」と、「うどん+丼」というパワーワードに困惑の声が多く見受けられた。
その投稿に少々怯えながらも、記者は「かつや渋谷道玄坂店」に到着。
「かつや」は都内では渋谷や新宿、新橋など意外とターミナル駅を狙って点在しており、どこもアクセスがいい。行ったのは登場初日ということもあり、店外には「豚すき煮肉うどんチキンカツ丼」のポスターがデカデカと掲示されておりすごいインパクトだ。
早速店内に入って食券を購入することに。「豚すき煮肉うどんチキンカツ丼」は単品なら税込630円、ご飯が別盛りで豚汁がついてくる“定食”なら760円だ。価格だけを見れば、かつやの品書きの中では平均的な値段で、さほど違和感はない。
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■うどんはおかずになるのか
お腹が空いていたので定食の方を頼んでみた。
「米の上にうどん」というちょっとおバカだけど魅力的な構図は避けてしまったが、ご飯が別盛りなので食べやすさとしてはこちらの方が、女子には無難そう。
まずはメインの肉うどんを頬張る。鉄器の中でアツアツに煮込まれたうどんは単純においしい。とりあえず試しに肉うどんをオカズに米も頬張ってみたが、うーん、これはだいぶヘビーだ。ラーメンライスなら体験があるが、うどんライスは未体験で、炭水化物は炭水化物のおかずにはならないかもと一瞬考えさせられた。