弁当食べていたら30羽のカラスに襲われた? 市は「個体数減少にはゴミ管理徹底が大事」
少し涼しくなってくると、昼休みを公園で過ごすのが心地よい。そんな中、「公園で弁当を食べていたらカラスに襲撃された」とSNS上で話題になっている。しらべぇ取材班は、カラス対策について札幌市から詳しく聞いた。
■カラス30羽に追い回される事態に
SNS上には、「大通公園で弁当を食べていたら、カラス3羽に襲われて約110m逃げ回ったが、最後は30羽に追い回された」といった声があがっている。
札幌市環境共生担当課によると、市内全域からカラスに関する通報や問い合わせが、今年4月から8月までの間に973件寄せられたという。
内容は「カラスに追われた」「カラスが威嚇・攻撃してくるのを何とかしてほしい」といった声や、逆に「カラスを捕獲しないで守ってほしい」という意見までさまざま。
関連記事:「幻のパスタ」を使えばたらこスパゲッティも劇的にウマくなる? 試した結果
■カラスの野生の習性とは
カラスは繁殖期(4月上旬から7月下旬頃)になると、卵やヒナを守ろうとする野生の習性から、巣の近くに人を寄せ付けないようにするため威嚇をしてくる。威嚇でも人が遠ざからないときには、後方から低空で飛んできて頭をかすめたり、脚で後頭部を蹴るなどの攻撃をすることがある。
また年間を通じて、人が食べているものを狙って、襲ってくることもある。カラスの縄張りは、半径約20から100メートルで、寿命は約10年から20年と言われている。