父親と息子の喧嘩が過熱し両者が死亡 聴覚障害を持つ母が就寝中に…
耳が不自由な女性が寝室でぐっすり眠っている間に、アパート内では夫と息子が激しいもみ合いに。何も知らず休んでいた女性がようやく目を覚ましたのは、すべてが最悪な形で終わった後だった。
■喧嘩が勃発
香港にあるアパート16階の部屋で、離婚して実家に舞い戻った息子(44)、その父親(78)、そして耳が不自由な母親(79)が一緒に暮らしていた。
父親は短気で、先日も些細なことに腹を立て夫婦喧嘩に。そんな姿を見て苛立った息子が介入したためいったんは落ち着いたといい、母親は午後11時頃には寝室に入り深い眠りについた。
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■飛び降りた息子
しかし、それから2時間も経たないうちに、アパートの警備員に連絡が入った。連絡はアパート15階で暮らす住人からで、「16階から激しく喧嘩する声が聞こえる」というもの。その直後にアパートの窓から飛び降りたとみられる息子の遺体が通りで発見され、救急隊員らも現場に急いだ。
かなりの騒音が出ていたに違いないが、同じアパート内にいた母親は聴覚障害のせいでまるで気づかず、眠ったままだった。