競技かるたの高校生オンライン大会が開催決定 『ちはやふる』描き下ろしイラストも
人気漫画『ちはやふる』でも描かれ、「かるたの甲子園」とも称される全国高等学校かるた選手権大会。毎年夏に滋賀県の近江神宮で開催されているが、42回目となるはずだった今年は、新型コロナウイルス感染拡大により初の中止となった。
■開催が決定
こうした状況を受け、アプリを活用したオンラインでの大会が有志によって計画されていたが、参加を希望する高校が想定を超え、開催が正式に決定した。
大会には、『ちはやふる』作者の末次由紀さんが設立した一般社団法人ちはやふる基金の他、多くの企業・団体が協賛に名を連ね、競技かるたで今年も防衛を果たした粂原圭太郎名人もツイッターで賛同を表明している。
また、『ちはやふる』が連載中の講談社の女性漫画誌『BE・LOVE』編集部も後援。ニュースサイトしらべぇも、編集長が競技かるた初段であるご縁から、この大会を後援している。
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■綾瀬千早の描き下ろしイラストも
末次さんは、大会を応援するイラストも発表。『ちはやふる』主人公の綾瀬千早がタブレットで競技かるたオンラインに熱中する様子が描かれている。
競技かるたは通常の大会や練習ではTシャツにジャージ、名人戦・クイーン戦など一部大会では袴姿で対戦を行うが、いつでもどこでもできるアプリという特性から、千早は夏らしい制服姿だ。
■海外含めて20校が参加表明
大会には、6月5日の第一次調査までで、東京都の7校を筆頭に全国から19校、さらに米国・タイからの参加校を含めて計22校が参加を表明。こうした国際性もオンラインならではのメリットだろう。現在は、6月30日締切で第二次調査(参加募集)を行っている。
現状、7月26日(日)に開催予定とのことだ。