藤井七段との対局中に「うな重」を注文… 渡辺三冠の対応に絶賛の声
8日、第91期ヒューリック杯棋聖戦第五番勝負に、高校生棋士の藤井聡太七段が初めて挑戦。2019年に最優秀棋士賞を受賞した、渡辺明三冠と対局した。
9日放送の『スッキリ』(日本テレビ系)では、渡辺三冠の「着物と勝負メシ」について、近藤サトの解説と推察に多くの反響が寄せられている。
■渡辺三冠の「着物」がスゴかった
両者の対局を見守っていたという近藤は、渡辺三冠の「着物」と「勝負メシ」がとくに印象的だったと話す。
渡辺三冠は、これまでにもユニークな着物で対局に臨むこともあったが、「着物好きから見ますと、(渡辺三冠の着物は)柄の組み合わせ、素材の組み合わせ、そしてこの白で統一させるというのは、なかなか素人には着られない」と近藤。
「『俺を超えてみろ』という気概を持って着たような着物にしか見えない」とコメントした。
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■「うな重」は藤井七段への配慮
また、渡辺三冠が勝負メシに3,000円のうな重を頼んだことについても、近藤は「あそこでうな重を渡辺三冠が頼まないと、藤井さんの選択肢がなくなってしまう」。
「格上の人よりもちょっと安い物を頼むとう慣例がある」とし、「同じ思いを中学生棋士だった渡辺三冠はしているんですよ……」と、あえて高価なうな重を頼んだことは、自身の経験から藤井七段への気配りとして映ったと話す。
「藤井くん、キミが好きなものを何でも食べなさい……という意味でのうな重だったのではないか」と推察し、スタジオでは感嘆の声があがった。
■粋な計らい…推察に多くの反響
渡辺三冠の着物や勝負メシから読み取った近藤の推察には、多くの視聴者が反応。
「格上の人より少し安いものを頼む」という慣例があることにも驚きの声が上がり、ツイッター上には「本当なら、風格ある所作」「渡辺三冠素敵」「粋~!!」と、近藤の推察から見る渡辺三冠の対応を絶賛する声が相次いでいる。
新型コロナウイルスの影響で、非常にタイトなスケジュールで対局へ臨む藤井七段。対局の行方はもちろんのこと、「衣服」や「勝負メシ」に注目してみても面白そうだ。