帝王切開直後の赤ちゃんから新型コロナウイルス 胎内感染の可能性も
心配されていた新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の母体からの感染。海外ではこのところそうした症例が相次いで確認されている。最新の話題はペルーから伝えられた。
■帝王切開で男児が誕生
ペルーのサン・マルティン県モヨバンバにある病院産科で、このほど誕生した男の赤ちゃんの新型コロナウイルス感染が判明した。
帝王切開による出産だったといい、直後の検査で同ウイルスに陽性反応を示したことから、母親の胎内にいた時から感染していたことが強く疑われるという。
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■母親は産前の検査で発覚
母親は産前のウイルス検査で自身の新型コロナ感染を初めて知った。何ら症状は出ておらず、感染の自覚もまったくなかったという。
幸い赤ちゃんにも問題は起きていないが、2人とも今後しばらくにわたり隔離された部屋での観察が続く。また保健当局は、最近この母親と濃厚接触があった家族や友人についてウイルス検査を進めている。