古市憲寿氏、新型コロナも学費変わらない大学に疑問 現役大学生たちの本音は…
社会学者の古市憲寿氏が自身のツイッターを更新。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、多くの大学が休校やオンラインでの授業を余儀なくされているにも関わらず、学費が変わらないことに違和感を訴えた。
■「もっと怒ってもいい」
古市氏は14日、「びっくりするんだけど、こんな状況でも大学の学費って変わらないんだね。どう考えても学生は例年通りの大学生活を送れないのに」と投稿。
続けて、「お金を払っている人は、もっと怒ってもいいと思うんだよね。大学にしても私立の高校や中学にしても」とツイートした。
びっくりするんだけど、こんな状況でも大学の学費って変わらないんだね。どう考えても学生は例年通りの大学生活を送れないのに。
— 古市憲寿 (@poe1985) April 14, 2020
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■現役大学生(授業なし)は…
一連の古市氏のツイートにはインターネット上で多くの反響が寄せられているが、世の大学生たちは現在、どのような状況に置かれているのか。まず、最初に聞いたのは都内の大学に通う女性は……。
「私の通っている大学はWEB授業は今のところ行なわれておらず、課題もない。つまり、ただの休み期間なんですが、じゃあ夏休みに授業をするのかと言うと、今のところそういう話は一切耳に入ってきていません。
なのに、学費に関しては今のところなにも変更されないようで……奨学金を借りてる友人は『俺の借金はどこに消えていく金なんだ』と憤っています。
また、単位がギリギリの別の友人は『授業ができなかった関係で取得できる単位数も減ったから君は卒業できないよ。だから、もう1年学費払ってね! とか言われるんじゃないか』と不安に感じているようです」(4年生・女性)
一方的に休みを告げられたものの、代替策はなし、というのが現状のようだ。
もっとも、学生が大学に支払うのは授業料だけではない。設備費や実習費を支払っているケースも多く、とくに理系学部などは数万円~十数万円程度と比較的高額になる場合も。
また、将来を見越したうえで海外留学する学生も当然ながらいるワケだが、彼らの多くは休学に際してもお金を支払っている。
「海外留学の関係で、もともと去年後半を休学していました。で、そのとき『在籍料』という名目で休学費用を払ってたんですよね。
で、この春からまた授業を受けるはずだったんですが、新型コロナの影響で休校、オンライン授業もなし……なのに減額の知らせがないのはさすがにおかしいんじゃないかと思っています」(4年生・男性)