「お笑い第7世代」が注目される理由とは 「第5・第6世代」は誰なのか
昨今、お笑いの世界で「第7世代」という言葉が注目を集めているのを耳にした人も少なくないだろう。これは一体どういう現象なのだろうか。
■「お笑い第7世代」とは
「お笑い第7世代」という言葉は、霜降り明星のせいやが、20代で固まることを目的に提案したものだという。
もともと「お笑い第3世代」という区切りを発端にお笑いの世代が区切られ、その区切りが意識されなくなってきた頃にせいやが再興させたことになるのだ。お笑い第3世代とは、主にとんねるず・ダウンタウン・ウッチャンナンチャンを指している。
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■お笑いの世代区分
そこから遡り、「お笑い第2世代」は主にいわゆる『ビッグ3』のビートたけし・タモリ・明石家さんまなど。「お笑い第1世代」は、萩本欽一やドリフターズらとなる。
「お笑い第4世代」は、ナインティナイン・加藤浩次ら「めちゃイケ世代」、爆笑問題・くりぃむしちゅーら「ボキャブラ世代」だ。「お笑い第5世代」あたりから、誰を代表的に指すのかが曖昧になる。
これまでおおむね時代の代表的番組を中心に捉えられてきたので、「お笑い第5世代」は『ゴッドタン』世代の有吉弘行・バナナマンら、「2000年代M-1世代」のチュートリアル・後藤輝基らとなるだろう。
■お笑い世代区分の整理
「お笑い第6世代」は「2010年代頃のM-1(THE MANZAI)世代」のサンドウィッチマン・千鳥など、そして「お笑い第7世代」が霜降り明星・宮下草薙らとなるだろう。
もともとは代表的人気番組を中心として、代表芸人を大雑把に世代分けしたものだった。しかし大量の芸人を今や世代区分がなされなくなってからも区分しようとする試みでしかなくなり、芸歴でまとめるようになりがちだ。
「お笑い第7世代」も大雑把に年齢で世代区分する試みとして突如復活したのである。