「コロナウイルスを国に持ち込みやがって…」 英国で留学生襲われ大ケガ
英国で勉学に励んでいるシンガポール出身の留学生が数名の男に襲われた。留学生はロンドンで暮らし始めてすでに数年、コロナウイルスには感染していないにもかかわらず「こいつらのせいで英国にまでウイルスが持ち込まれた」と責められたという。
■狙われた青年
シンガポール出身のジョナサン・モクさん(23)は、2年前から英国・ロンドンで暮らし、現地の大学で勉強を続けてきた。
現地時間の2月24日にはオックスフォード・ストリートを歩いていたというが、近くにいたグループが新型コロナウイルスにつき大きな声で話していたことから、モクさんはそちらに顔を向けたとのこと。すると男たちが激高。
「こっちを見るんじゃねえ!」と1名が声を張り上げ、モクさんに襲いかかった。
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■激しい暴行
男はこぶしを振り上げ、モクさんの顔面を殴りつけた。驚いたモクさんは、その後に再び強烈なパンチを食らったという。
その様子を見て介入を試みた人に対しモクさんは「いきなり襲われました」と説明したが、加害者のひとりは気にもせず、「お前らのコロナウイルスはこの国には不要だ」とも言い放った。
モクさんはカッとなり殴り返そうと考えたというが、指の骨が折れていたため断念。モクさんの顔は暴行により腫れ上がり、鼻からは大量の血が流れ出た。