大損した男性がカジノホテルを告訴 「スッカラカンになる前に止めるべき」
日本にもそろそろ…というカジノ誘致の話題。「我が国では成功しない」というネガティブな意見が気になるという向きも多いようだ。さらに、本格的にスタートした際にはこんなトラブルが発生することも…!?
■カジノでスッカラカンに…
「すべて失ってしまった」と激怒して訴訟を起こしたのは、ターウィンダー・ショーカー(Tarwinder Shokar)さんという男性。
カナダ・オンタリオ州にある「シーザーズ・ウィンザー・ホテル・アンド・カジノ」に2013年10月に滞在し、2回のギャンブルに興じた結果、342,000カナダドル(日本円にして約2,850万円)を失った。
そして、ホテルおよびオンタリオ州宝くじ賭博公社(Ontario Lottery and Gaming Corporation)などを相手に損害賠償を求める裁判を起こしたのだ。
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■「なぜ止めなかったんだ」と男性
アルコール依存症と診断されていたショーカーさん。彼はお酒の量が増すにつれどんどん気が大きくなるタイプだといい、ホテルを受取人とする銀行為替手形を握りしめ、そのすべてをギャンブルに投じたあげく大敗を期した。
その屈辱感と怒りを抑えられないショーカーさんは、今頃になって訴訟を決断。
「あの時なぜ誰も私を止めてくれなかったのか。それどころか彼らは私を特別待遇し、酒を大量に飲ませ、どんどん賭けるよう強烈にあおってきた。もしも『もう止めたほうが』と真剣に諭されていれば、こんな悔しい思いはせずに済んだ」と主張している。