博多大吉、『M−1』優勝のミルクボーイを語る 「ずっとスベってた」
漫才の祭典『M-1グランプリ2019』で優勝を飾ったミルクボーイについて、25日放送『たまむすび』(TBSラジオ)で事務所の先輩でもある博多大吉が言及。大吉ならではのミルクボーイ評に大きな反響が起きている。
◼前説時代を回顧
大吉はミルクボーイを「同じ吉本。当然コンビの存在は知っていた」としながら、「優勝には本当に驚いた」と本音を明かし、同コンビについて語っていく。
『M-1』の直前までなんばグランド花月(NGK)で前説をしていたと記憶をたどりながら、「彼らがやってたのはNGKにアイドルができました、NGK48って。2人ともセーラー服っぽいアイドルみたいな格好をして出てた」と解説。
観客から「気持ち悪い」と野次られるような決まりきった前説をしていたと振り返り、「そのイメージしかなかったから。決勝まで残ってても『NGK48なんて勝てるわけない』って」悲観的な目線で見守っていたと告白した。
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◼優勝ネタは「箸にも棒にも」
『M-1』最高得点を記録し、その勢いのままに最終決戦でも高評価を受けた「おかんの好きな食べ物」ネタについては、「結構みんなが言ってたけど、やってることは一緒らしい」と解説していく。
少なくとも3年前から同じネタをずっとやってきたとし、「去年までは同じようなネタが箸にも棒にもだった。毎回スベってたんですって」と伝聞を交えて伝えた。
イメージ・印象としては、実力はあり予選でもウケていたとしながら、「あの日だけ大爆発した」と持論を展開。「あれだけの票が入って優勝したってことは、客席が一番ウケた、みたいな。そういうポイントも入ってたんじゃないかな」と推測する。
「もちろん、この一年で成長したんでしょうけど。人生って、本当に何があるかわからないと思う」と、前説担当から『M-1』優勝者へとのぼりつめた後輩を大吉なりに総評して締めくくった。