山梨女児行方不明の大規模捜索打ち切り 「可能性を考慮し情報収集を継続」
山梨県警は6日、道志村の椿荘オートキャンプ場で行方不明になった千葉県成田市の小学1年、小倉美咲さん(7)の大規模な捜索を打ち切り、情報収集を軸に捜し続ける方針を発表した。しらべぇ取材班は、山梨県警から話を聞いた。
■のべ1700人が捜索活動
警察や消防、自衛隊などは1日最大300人体制で、キャンプ場周辺の林道や山中を捜索。沢が流れ込む道志川下流域、県境を越えた相模原市の道志ダムに至る東西約15キロ、南北約7キロの範囲に広がり、住宅への聞き込みは村内全域や都留市、山中湖村にまでおよんだ。
のべ約1,700人が捜索活動を展開し、5日までに1,172件の情報が寄せられているものの、手掛かりとなる有力な情報はないという。
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■「心を痛めている」
県警の担当者は、大規模捜査終了に関して、
「小倉美咲さんのご両親、ご家族、また関係者の皆様の心情を思いますと、本日までに美咲さんを無事に発見できていないことに対して、捜索活動に従事した者一同、心を痛めている。
今後も美咲さんを発見するべく、あらゆる可能性を考慮し情報収集を継続する」
と話した。